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国語力で子どもたちを育む 
NPO法人 現代の教育問題研究所

活動報告report


「第2回 京女OG教育セミナー&実践交流会・報告」

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2019年9月21日 於.京都女子大学A校舎501教室

テーマ「漢字の広場」(6年)の指導
講師 高丸もと子先生(詩人・元小学校教師)
概要 1. 6年生の国語の教科書「漢字の広場(5年生で習った漢字)P91」(光村図書)のめあて、「5年生に学習した漢字を使って、魔法使いの少女の冒険物語を、作家になったつもりで書きましょう」を確かめる。
2. 物語の典型的な組み立て「起・承・転・結」(ティピカルストーリー)に、13枚の挿絵を当てはめて、構成を理解する。
3. ティピカルストーリーに沿ったモデル物語例(「桃太郎」「三年峠」「ごんぎつね」)を読み、これからの活動のおおよそを理解する。 モデル作品の書き出しの解説と、「1つの書き出しで1文に収める」約束や、「転」がいくつも出てくると物語が面白くなっていくことなどの補足説明を聞く。
4. 4人組グループを作り、発話の順番を決める。1〜7の書き出しを使って話をつなぎながら、口頭で、即興のストーリーを作る。 「止め」の合図まで、何度も内容(時・所、人物、出来事)を変化させて繰り返し活動する。
5. 「止め」の合図の後、グループの活動をその場で全員に聞いてもらう。聞き手は拍手と簡単な(肯定的)評価をする。
6. 指導された学級の作文例(原稿用紙4枚)、高丸先生のモデル作文例の紹介を聞く。
7. 発展的なやり方の紹介を聞く。@ 全員の前での発表を、教室の前で行う(緊張感が違う)。A グループで傑作と思う物語を一つ選んで書く。B それをグループで役割を決め、即興劇にする。C 「一人でつくる」
≪感想はコチラ≫


国語力アップセミナー

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2019年8月9日 於.滋賀大学教育学部附属中学校

 滋賀国語「国語力アップセミナー」に勝矢真一郎先生(伴谷東小)廣田卓矢先生(滋賀大附属小)森邦博先生(京都女子大)の講演が行われました。
 勝矢真一郎先生(伴谷東小)は、テーマ「国語で学級を鍛える」において、音読指導を通して国語教室づくりの実践が主な内容でした。特に、子どもに意欲を持たせると言うことだけだく学力を育てる方法について熱く語りました。
 廣田卓矢先生(滋賀大附属小)は、テーマ「子どもがのめり込む、読む学習・書く学習」について動作化や創作読みの指導法についてでした。具体的には「紙芝居ランキング」について詳しく話をしました。
 森邦博先生(京都女子大)は、テーマ「私と『国語教室』」について、先達の大村はま先生の「楽しくない教室は、教室にならない」を引用し教師論を、子どもの日々の姿を喜びとしてこらえた実践を話しました。
 3人の講演を通して、新しい時代の指導の方向を学ぶ機会になりました。


「第47回国語研究集団合同研究会」

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2019年8月4日 於.大阪たかつガーデン

 研究主題「<個>の学びを支える教師の支援と<主体的対話的で深い学び>の実現」
 研究発表では、竹の会は大泉遙香さん(明石・大久保小)東風の会は北村峯彦さん(仁川学院小)さざなみ国語教室(滋賀矢倉小)パネルディスカッションは中川洋さん(仁川学院小)北島雅春さん(笠縫東小)西田淳(奈良女さん) 全体総括を川端建治さん(竹の会会長) 蜂屋正雄さん(矢倉小)司会を好光幹雄さんの研究発表では司会を好光幹雄さん(元小野小)助言を吉永が行った。
 蜂屋さんは、6年生の日常的に書く活動について、「自分の力で伝える力の育成<10分間作文を通して子どもにどんな力がついてのか>を提案した。毎日、学習の後半に課題を作文を書く活動を継続した実践。 毎日10分作文は次のような成果得ることができた。@書くことを継続することによって、書くことへの抵抗が少なくなった。A継続して書くことは書く分量の増加という成果があった。B書くことにより、分量も内容も向上をした。C学級経営として子どもが素直に書き考えることを提案。協議では書くことで個々の子どもに伸びたもの。毎日続けることの意義。更に、2学期の教材の見通しに話題が広がった。


夏休み子ども俳句教室

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2019年7月27日 於.京都市興聖寺

 参加者は幼児から小・中学生。保護者や俳句指導スタッフの多数の参加者のもと充実した俳句教室でした。
 主な内容は、興聖寺の境内の自然と遊ぶ。かぶと虫と遊ぶ。住職望月宏済様の紙芝居を楽しむ。手作りの風鈴を作る。けん玉で遊ぶ。さらに、蝉の声を聞く、蝉の抜け殻を見つける、かぶと虫に触れる、桔梗や百日紅の花を見る、濃い緑の樹木を手で触る、手作り工作の経験が表現の意欲を高め、俳句を作るという多彩な活動をしました。
 俳句教室では「五/七/五」の説明。蝉時雨・夏野菜など季語にかかわる語彙の指導。最初の一句は、「寺のにわ」を使って俳句作り。その後、かぶと虫、紙芝居、境内の自然など、見る、聞く、触る等、体験したことを「5/7/5」で表現をする俳句を作る活動そしました。集中した雰囲気の中で俳句教室を楽しみました。


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